彼らといっしょにいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。
「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。
ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」
 そこで、彼らは、いっしょに集まったとき、イエスにこう尋ねた。
「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」
 イエスは言われた。「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。
それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。
 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。
そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
 こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。
 イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。
すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。
 そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。
なぜ天を見上げて立っているのですか。
あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、
天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」

   使徒の働き1章4-11節   (新改訳第三版)