
3月号 Vol.346【たとえ谷間でも】〜詩篇23篇〜

Written by 藤浪義孝牧師
神の民がか弱い羊にたとえられている目的は 「羊飼い」について学び、神がどれほど優しく私たちを気遣ってくださっているかを知るためです。食用のための羊肉にとらわれるとこの比喩表現を見逃してしまいます。羊は注意力や危機感にかけた動物です。迷子になりやすく、常に世話が必要です。羊は導かなければなりません。中近東の羊飼いは、羊たちを名前で呼び、羊たちも羊飼いの声に反応します。
聖書の世界の羊飼いは、羊の世話をし、羊を導き、羊に食べ物と水を与え、羊が疲れたり、傷ついたり、傷つけられたり、病気になったりした時には丁重に世話をし、羊が迷子になった時には探しに出かけ助けました。あらゆる方法で羊を愛しました。ですから羊飼いがいるところには備えがあるので羊はいつも安心することができました。
「谷間」という言葉から思い浮かぶのは、山々の間に平穏に横たわる、なだらかな草地の「谷」や「牧草地」のイメージでしょう。しかし、この詩篇の「谷間」のイメージとは異なります。「谷」とは、深い渓谷や峡谷のことでした。狭く、暗く、湿気があり、通常は急な石壁に囲まれており、逃げ場のない場所でした。Written by 大島弘之【箱崎キリスト福音教会】
私は宗教についてあまり興味を持つことなく育ちました。キリスト教と言えば日本史で「以後よろしく」と覚えた1546年イエズス会フランシスコ・ザビエルにより日本に伝来したというのが最初の出会いであったと思います。私の趣味はスポーツと旅と献血です。旅ランとして昨年3月第1回ふくい桜マラソンを走り47都道府県フルマラソン完走コンプリート致しました。献血は昨年末に300回目を行いました。
そのような私が今回バプテスマを受けることになった経緯、この教会のメンバー智津子との出会いを少しお話したいと思います。
最初の出会いは2023年2月22日那覇空港へ向かうANA1201便で隣の席になったことでした。
その後私が福岡出張の際何度か会い食事をいたしました。智津子は自分のことをよく話してくれました。ご主人が10年前に亡くなられたこと、とても良い方であったこと病床洗礼を受けられたこと、小さいころからクラシックバレエをしていて今フラの先生をしていること、クリスチャンであること、教会のことなど多くのことを話してくれました。


そして偶然ですがその後6月にダニエルケイイノウエ国際空港のANAラウンジで出会い、神様の御業と今になってみればそう思います。クリスチャンであり、とても愛情深い智津子に次第に惹かれていきました。1年前に二人でハワイに行く計画をしておりましたが年末に智津子が大腿骨頸部骨折という大怪我をしてしまい今回は難しいかなと思いましたが、手術後約3週間リハビリを頑張りDrに止められましたが半ば強引にハワイへ車椅子で参りました。その滞在中にこの教会を訪ね本当に奇跡のようですが智津子が美しく立ち上がることができました。ほんのわずかな時間ですが彼女がいつも言っている“神のなさることは時にかなって美しい”とそんな彼女と神を僕も信じてみようと思いました。その2日後私はこのマキキ聖城キリスト教会で信仰告白を致しました。
その後縁がありまして2人で対馬キリスト福音教会を尋ね牧師夫妻の温かいお人柄にふれ。また対馬の素晴らしい自然も感じ対馬で受洗することになりました。 そして受洗日7月31日は智津子の大切な前の夫正人さんの昇天日でした。そしてイエズス会の初代総長聖イグナチオ・デ・デヨラ司祭の記念日でありました。後から分かったことですが最初に申し上げたはじめて日本にキリスト教を伝えたフランシコ・ザビエルの記念日は私の誕生日12月3日というのも何か必然につながっていると感じました。 バプテスマを授かったばかりでビギナーでまだ何もわかりません、またそれにより何が変わったのか確かなことはわかりませんがクリスチャンになったことでこれから信仰の道を進めていきたいと思います。本日私たちにこのような機会をお与えいただきましたこの教会の皆さま、藤波牧師そして朋子さんに感謝いたします。最後にますますマキキ聖城キリスト教会が恵まれますように主イエスキリストの聖名において祈りつつ感謝いたします。 アーメン編集後記
先日、日本の札幌からと、神奈川県大和市から、2組のゴスペル・ミュージシャンが来られて素晴らしい賛美集会を開いてくださいました。私とは2世代下の、信仰に熱いクリスチャンたちです。彼らは呼ばれた場所にはどこへでも、お金があろうがなかろうが前進していきます。いつも保障がある守られた環境に身を置く私にとって、彼らは「クレイジー」なキリスト者でした。そして私も、クレイジーな人生に飛び込んでみたいと思わされた瞬間でした。【玉寄朋子】関連記事
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