9月号-vol-330【傾聴】

Written by 藤浪義孝牧師
「私もあなたのような体験をしたのですよ。」という類の言葉は、慰めの言葉ではありません。
かえって悲しませることになりかねません。人は誰でも相手よりも自分が偉いと思いがちですので、すぐに先入観や偏見に隙を与えてしまいます。自分の意見やアドバイスを伝えたい思いに駆られるのです。沈黙を大事にしません。先入観や偏見は相手の話を聞こえなくしてしまいます。己をつつしみ、先入観や偏見に隙を与えず、混じりけのない心で、相手の話を聴く人こそ、信頼できる友です。 思いもよらない試練に、トラウマを抱えることがあります。不安、悲しみ、怒り、恐れが波のように押し寄せてくるように感じます。「何が起こったのか」過去のネガティブなことを考え続けてしまいます。眠れなくなったり、考えがまとまらなかったり、フラッシュバックを起こしたり、悪い夢にうなされることもあります。そんな時、自分の感情をありのままに訴える必要があります。その訴えに心を開いて耳を傾けてくれる人がいることはどれほど大きな助けになるでしょうか。しかし、傾聴してくれる人がいない場合、どうしたら良いのでしょうか。
そのような時に、ちょうどHPUでカウンセリングのプログラムを終えたマキキのメンバー、フロイドゆきさんが相談にのって背中を押してくれました。そしてチリで通っていた教会の牧師夫人も驚くことに同じような時に同じ道に進むことに決めていて、お互いに励まし合うことができました。
チリの職場では6人くらいカウンセラーの先生がいて(なんと可愛くて賢い3匹のセラピードッグまで居ました!) アドバイスをしてくれました。カウンセリングを学ぶなら、クリスチャンの教授からクラスを取りたいと思ったので神学校が経営している大学院でお値段も懐に優しいクラスをとることに決めました。実習以外は100%オンライン。この年で今更大学院に戻ってもついていけるのか、2年間も働かないで経済的に本当にやっていけるのか、などの不安はもちろんあります。
そんなとき、基本中の基本ですが「神の国とその義とをまず第一に求めなさい」のみことばを思い出し、「神の義を求める」という意味がわからないときでも何度も繰り返して、基本にかえっていつでも神様を第一にやっていきたいと思います。それと、いつでもマキキ教会と繋がっていられることは大変な励ましです。マキキフレンズからのラインやメールは感情的な距離をせばめてくれるし、ハワイに帰ってくると賛美チームや聖歌隊、会衆はいつでも何事もなかったかのように受け入れてくれるし、火曜日のミニチャーチや日曜日の聖書研究はいつどこにいても時間が合う限り参加できるので感謝しています。これから何が起こるかわからないけど、「みこころ行うに勝る喜びわれ持たじ われをば用いたまえ」と祈りながら日々生きていこうと思います。
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